引っ越しの初期費用が足りない方におすすめ!お金を借りる5つの方法・節約術をご紹介

引っ越し費用が足りない時におすすめ!お金を借りる5つの方法と節約術をご紹介

「引っ越ししたいけど初期費用が足りない・・・」

「そもそも引っ越し費用っていくらぐらいかかるの?」

こうした疑問を持っている方は多いかと思います。

引っ越し費用の相場は、一人暮らしの場合だと全国平均で5万~7万円程です。

これは業者費用のみを計算した金額であり、他の費用も合わせると20万円以上かかる場合もあります。

もし引っ越し費用が足りない時は、以下の方法でお金を借りるのがおすすめです。

  • 家族や友人から引っ越し費用を借りる!【利息0円・審査なし
  • 役所で引っ越し費用を借りる!【保証人ありなら無利子
  • ろうきんで引っ越し費用を借りる!【年3%~7%の低金利
  • 銀行で引っ越し費用を借りる!【最大金利約14%
  •  消費者金融で引っ越し費用を借りる!【即日融資で今すぐ借入可能

ここでは引っ越し費用を借りる前に試してほしい対処法や、おすすめの借り方などについて解説します。

引っ越し費用をどこで借りるか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること
  • 引っ越しする時は業者費用のほかに退去費用・契約費用がかかる
  • 引っ越しの初期費用は5つの対処法を試すことで節約可能
  • 引っ越し費用を借りる時は5つの方法がおすすめ
目次

引っ越しの費用相場はいくら?3つの種類に分けて解説

引っ越し費用を借りる時は、まず費用相場と実際の見積もり額を確認しておきましょう。

引っ越しにかかる主な費用は、以下の3つです。

  • 業者費用:引っ越し業者の方に支払うお金
  • 退去費用:今住んでいる物件の清掃・修繕などにかかるお金
  • 契約費用:引っ越し先の物件を契約するのにかかるお金

引っ越しをする時は業者への依頼だけでなく、物件の退去・契約にもお金がかかります。

そのためお金を借りる場合は、それぞれの費用がいくらなのかをしっかり把握しておかなければいけません。

引っ越し費用を借りる予定の方は、必ず費用の見積もりをとっておいてください。

ここでは、それぞれの費用相場について詳しく解説します。

業者費用は一人暮らしの場合だと5万円~7万円程

引っ越しの業者費用は、預ける荷物の量・家族人数・依頼時期などに応じて変動します。

一人暮らしの方が引っ越しする場合、費用相場は以下の通りです。

荷物量が少ない場合荷物量が多い場合
1月約47,000円約64,000円
2月約48,000円約62,000円
3月約58,000円約87,000円
4月約55,000円約81,000円
5月約50,000円約67,000円
6月約50,000円約63,000円
7月約48,000円約67,000円
8月約45,000円約58,000円
9月約49,000円約60,000円
10月約45,000円約62,000円
11月約47,000円約57,000円
12月約45,000円約64,000円

引っ越し業者の費用は、繁忙期と閑散期では費用に約3万円の差額が生じます。

なるべく引っ越し費用を安くおさえたい時は、閑散期となる8月・10月・11月に依頼するのがベストです。

2人以上で引っ越す場合、費用相場は以下の金額になります。

2人家族の場合3人家族の場合4人家族の場合
1月約75,000円約94,000円約125,000円
2月約83,000円約100,000円約130,000円
3月約118,000円約153,000円約190,000円
4月約108,000円約128,000円約161,000円
5月約84,000円約104,000円約131,000円
6月約83,000円約98,000円約120,000円
7月約77,000円約104,000円約135,000円
8月約81,000円約94,000円約135,000円
9月約80,000円約101,000円約124,000円
10月約81,000円約101,000円約127,000円
11月約76,000円約110,000円約120,000円
12月約80,000円約99,000円約124,000円

どの費用相場でも、繁忙期となる3月・4月は費用が最も高くなります。

ただし費用相場はあくまで目安であり、実際に依頼する際の業者費用も同じ金額になるとは限りません。

業者費用をより正確に把握しておきたい時は、依頼する引っ越し業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。

引っ越し費用を借りるつもりの方は、契約前に必ず見積もりで業者費用を確認しておいてください。

一人暮らしだと退去費用だけで約10万円かかる

引っ越しの退去費用は、今住んでいる物件の広さによって金額が異なります。

それぞれの費用相場は、以下の通りです。

部屋の規模退去費用の相場価格
ワンルーム・1K約2万円~4万円
1DK・1LDK約4万円~6万円
2DK・2LDK約6万円~8万円
3DK・3LDK約8万円~10万円
4DK・4LDK約10万円~12万円

ちなみに上記の費用は、ハウスクリーニング料金のみを計算した金額です。

物件の修繕などが必要となった時は、以下の費用が別途かかります。

  • 原状回復費用:物件を契約前の状態へ戻すのにかかるお金
  • 不用品回収費用:いらない家具や家電の処分にかかるお金
  • 解約違約金:契約満期より早く物件を解約する時に支払うお金

原状回復費用の相場は、2万円~6万円程です。

一人暮らしの方が引っ越す場合、退去費用の合計は約10万円~12万円になると予想されます。

引っ越し費用を借りるつもりの方は、退去費用も忘れずに計算へ入れておいてください。

ただし原状回復費用にかかるお金は、敷金で賄うことが可能です。

物件契約時に敷金を払った覚えがある方は、一度不動産会社に問い合わせてみましょう。

物件の契約費用にかかるお金はおよそ家賃4ヵ月分

引っ越し時にかかる契約費用の相場は家賃4ヵ月分で、家賃の前払い以外にもさまざまな料金がかかります。

契約費用に含まれる主な料金は、以下の4つです。

  • 敷金:物件の現状回復に備えて支払うお金
  • 礼金:物件の所有者にお礼として支払うお金
  • 仲介手数料:不動産会社に対して支払うお金
  • 火災保険料:損害保険会社に支払うお金

敷金・礼金の相場費用は、契約する物件の家賃1ヵ月分になります。

仲介手数料は家賃の約半額、火災保険料は1~2万円程です。

たとえば一人暮らしで家賃6万円の物件を契約する場合、契約費用は以下の金額になります。

家賃(前払い)6万円
敷金6万円
礼金6万円
仲介手数料約3万円
火災保険料1万円
契約費用の総額約22万円

ただし上記の金額は、あくまで物件の家賃を元に算出した金額です。

実際の費用は、契約する物件の内訳を見てみなければわかりません。

引っ越し費用を借りる予定の方は、不動産会社に契約物件の見積もりを依頼しておいてください。

引っ越し費用を借りるのにおすすめな5つの方法

引っ越しに必要な費用を借りる時は、それぞれの資金用途や目的に合った借入方法を選ぶことがとても大事です。

今回紹介する5つの方法には、以下のメリット・デメリットが存在します。

借入方法メリットデメリット
消費者金融カードローン即日融資で今すぐお金を用意できる
・無利息期間内に完済すれば利息0円
・最大金利が年18%と高い
・契約するには審査が必要
家族・友人から借りる審査なしでお金を貸してもらえる
・無利子で借入できる場合もある
・返済トラブルの発生リスクがある
・人間関係に悪影響が生じやすい
生活福祉資金貸付制度・保証人がいると無利子で借入できる
・保証人なしでも年1.5%で借入できる
・最短でも審査に1ヵ月程かかる
・貸付上限(40万円)までしか借入できない
ろうきんの多目的ローン年3%~7%の低金利で借入できる
・引っ越し以外の用途にも使える
・特定の地域に住む方しか申請できない
・銀行・消費者金融より審査が厳しい
銀行の引っ越しローン年約14%の金利で借入できる
・普段利用している銀行で契約できる
・最短でも審査に2~3日程かかる
・引っ越し以外の用途には使えない

引っ越し費用をどこで借りるか迷っている方は、どの方法が自分に合っているかよく考えておきましょう。

ただし、即日融資で今すぐお金を用意できるのは消費者金融カードローンだけです。

国の貸付制度・多目的ローン・引っ越しローンは、審査に時間がかかります。

家族・友人から借りる方法でも即日融資には対応できますが、当日中に必ず借入できるとは限りません。

引っ越し費用を今日中に借りる必要がある方は、このことをよく覚えておいてください。

引っ越し費用を今すぐ借りるなら消費者金融カードローンがおすすめ

引っ越し費用を今すぐ借りる時、消費者金融をおすすめするのは融資スピードが早いからです。

今回はさまざまな消費者金融の中から、以下の3社をご紹介します。

スクロールできます
カードローン名融資スピード適用金利借入限度額審査通過率
プロミス最短20分年4.5%~17.8%最大500万円39.8%(2023年8月時点)※1
アイフル最短20分年3.0%~18.0%最大800万円37.4%(2023年8月時点)※2
SMBCモビット最短60分年3.0%~18.0%最大800万円非公開
※1:SMBCコンシューマーファイナンス月次営業指標を参照
※2:アイフル月次推移を参照

上記の消費者金融カードローンは、WEB完結による申し込みが可能です。

スマホさえあれば、急な引っ越しでお金がない時でもすぐ資金を用意できます。

引っ越し費用を今すぐ借りる必要がある方は、ぜひ申し込みを検討してみてください。

ここでは、それぞれの消費者金融カードローンについて詳しく解説します。

プロミスは最短20分で銀行口座への送金が可能

プロミスのここがおすすめ
  • 最短20分でインターネット振込が利用できる
  • 初めて契約する方は最大30日間利息0円
  • アプリローンならカードレス・郵送物なしで契約可能

プロミスは申込後、最短20分でインターネット振込が利用できるカードローンです。

参照:インターネット振込|プロミス公式サイト

急な引っ越しでお金がない時でも、契約完了後に最短10秒で融資を送金できます。

原則24時間365日・振込手数料0円で利用できるため、夜しか時間がとれない方にもおすすめです。

またプロミスは原則、審査時に勤務先への電話連絡を行いません。

Q 申込をしたら、勤務先に電話はかかってきますか?

原則、お勤めされていることの確認はお電話では行いません。

引用:よくあるご質問|プロミス公式サイト

職場には内緒でお金を借りたい方も、気軽に引っ越し費用を借りられます。

アプリローンを利用する場合は、全国のセブン銀行ATMからお金を引き出すことが可能です。

融資スピード最短20分
適用金利年4.5%~17.8%
借入限度額最大500万円
審査通過率39.8%(2023年8月時点)※
勤務先への電話連絡原則なし
申込条件年齢18~74歳で安定した収入がある方
(主婦・学生でも、アルバイト・パートなど安定した収入のある場合は申込可能)
※高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込不可
※収入が年金のみの方は申込できません
※:SMBCコンシューマーファイナンス月次営業指標を参照

アイフルはアプリがあればカードレスで借入できる

アイフルのここがおすすめ
  • スマホATMなら最短20分でカードレス取引が可能
  • 1,000円単位で取引できるから借り過ぎにくい
  • 初回契約時は30日間金利0円で利用できる

アイフルは、スマホATMを使うとローンカードなしで取引できるカードローンです。

申込から借入までの時間は最短20分で、引っ越し費用をすぐ現金で用意したい時に適しています。

1,000円単位で借入でき、セブン銀行ATM・ローソン銀行ATMに対応しているのでとても使いやすいです。

参照:スマホアプリでのお借入方法|アイフル公式サイト

またアイフルには、30日間の無利息サービスが用意されています。

契約日の翌日から30日間は、何度取引しても利息は一切かかりません。

引っ越し費用を30日以内に完済できる方なら、実質利息0円でお金を借りることが可能です。

融資スピード最短20分
適用金利年3.0%~18.0%
借入限度額最大800万円
審査通過率37.4%(2023年8月時点)※
勤務先への電話連絡原則なし
申込条件満20歳以上で定期的な収入・返済能力を持つ方
(取引中に70歳となった場合は新たな融資を停止させていただきます)
※:アイフル月次推移を参照

SMBCモビットはWEB完結なら電話連絡・郵送物なし

SMBCモビットのここがおすすめ
  • WEB完結なら電話連絡・郵送物なしで申込できる
  • 振込キャッシングを使うと最短3分で口座送金が可能
  • Tカードプラス(多機能型モビットカード)が用意されている

SMBCモビットは、WEB完結だと電話連絡・郵送物なしで申し込みできるカードローンです。

職場や家族に借金のことがバレないか不安な方も、安心して申し込みできます。

振込キャッシングなら最短3分で融資を送金でき、返済も自動引き落としで対応できるのでバレにくいです。

またSMBCモビットには、3つの機能が利用できるTカードプラスも用意されています。

このカードは1枚で、カードローン・クレジット・Tポイントの機能を自由に使うことが可能です。

参照:Tカード プラス(SMBCモビット next)| SMBCモビット

引っ越し費用が急に足りなくなっても、このカードがあればすぐ資金を借入できます。

ただしTカードプラスの発行には審査も含めて約2週間かかるため、申し込みは早めに行っておくのがベストです。

融資スピード最短60分
適用金利年3.0%~18.0%
借入限度額最大800万円
審査通過率非公開
勤務先への電話連絡WEB完結なら電話連絡・郵送物なし
申込条件満20歳~74歳で安定した収入がある方
(アルバイト・パートでも申込可能)
※収入が年金のみの方は申込不可

引っ越し費用を借りる前にチェック!費用が節約できる5つの対処法

引っ越し費用が不足した時はお金を借りる前に、費用が少しでも節約できないか以下の対処法を試してみましょう。

  • 仲介手数料なしの不動産会社を探す
  • 相場価格より家賃が安い物件を選ぶ
  • 不動産会社に物件の敷金・礼金を値引きできないか相談する
  • 閑散期の6月・8月・11月に引っ越し業者を手配する
  • 家族や友人に頼んで引っ越し作業を自力で行う

引っ越しにかかる費用は、不動産会社の選び方を少し変えるだけでも安くなります。

物件の家賃・契約費用を値引きできないか交渉することでも、引っ越し費用の節約は可能です。

引っ越し費用として借りるお金を少しでも安くおさえたい方は、ぜひ実践してみてください。

ここではそれぞれの対処法について詳しく解説します。

仲介手数料なしの不動産会社を探す

引っ越し費用を安くおさえるなら、不動産会社は仲介手数料0円のところを選ぶのがおすすめです。

仲介手数料とは物件を契約する時、仲介する不動産会社へ支払う報酬金になります。

上限は家賃1ヵ月分までと決まっていますが、いくら支払うかは依頼する不動産会社次第です。

そのため不動産会社によっては、仲介手数料が0円になっている場合もあります。

仲介手数料なしの不動産会社に依頼を行えば、家賃の約1ヵ月分にあたる金額を節約することが可能です。

引っ越し費用の金額を安く抑えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ただし仲介手数料なしの不動産会社には、質の悪い物件を取り扱う会社も存在します。

引っ越しを行う時は、内見で物件の状態をしっかり確認しておくことも大事です。

相場価格より家賃が安い物件を選ぶ

引っ越し費用を安くおさえるには、相場価格よりなるべく安い物件を選ぶのがベストです。

契約する物件の家賃が安ければ、その分だけ引っ越し費用は節約できます。

引っ越す時はまず地域の相場価格を確認し、相場より家賃がなるべく安い物件を探してみましょう。

また家賃の安い物件を契約することは、敷金・礼金の節約にもつながります。

物件の契約時にかかる敷金・礼金は、家賃1ヵ月分に設定されていることが多いです。

そのため契約する物件の家賃が安くなれば、敷金・礼金の請求額も同様に安くなります。

引っ越し費用を借りる予定の方は、不動産会社と一緒に家賃の安い物件を探してみてください。

不動産会社に物件の敷金・礼金を値引きできないか相談する

引っ越し費用を借りる時は借入額が少しでも減るよう、不動産会社に敷金・礼金の値引きを交渉してみましょう。

不動産会社によっては交渉を行うことで、敷金・礼金を割引してもらえる場合があります。

一括で支払うのが難しいと伝えて、費用を分割払いにできないか交渉するのも有効です。

値引き交渉がうまくいかない場合は、敷金・礼金なしの物件を紹介してもらうという手もあります。

敷金・礼金なしの物件を契約できれば、引っ越し費用はかなり節約できるはずです。

ただし敷金がない物件は、退去する際に自己負担で部屋の修繕・原状回復を行わなければいけません。

引っ越し費用の節約を考えている方は、十分注意してください。

閑散期の6月・8月・11月に引っ越し業者を手配する

引っ越し費用を借りる際は業者費用も節約できるよう、業者の依頼は6月・8月・11月に申し込むのがおすすめです。

業者への依頼時期を1ヵ月ずらすだけでも、業者費用はかなり変動します。

場合によっては、引っ越し費用が3万円以上も安くなるかもしれません。

引っ越しする時期にこだわりがない方は、業者の閑散期に合わせて依頼を行っておきましょう。

また引っ越しの業者費用を節約したい時は、断捨離で荷物の量を減らすのも有効です。

業者に運んでもらう荷物の量が減れば、その分だけ料金は安くなります。

引っ越し費用を安くおさえたい方は、不要な家具・家電などがないか依頼前に確認してみてください。

家族や友人に頼んで引っ越し作業を自力で行う

引っ越し費用を借りるのに抵抗がある方は、家族や友人に引っ越し作業を手伝ってもらえないか相談してみましょう。

自力で荷物の梱包・運搬・設置を行えば、引っ越し業者に費用を払う必要はありません。

家族や友人に作業を手伝ってもらうことで、作業時間の短縮も図れます。

ただし、自力で引っ越し作業を行う時はケガや破損リスクに注意が必要です。

冷蔵庫やベッドなどの重い家具・家電を運ぶことになるため、引っ越し中にケガをしてしまうケースはよくあります。

運搬に失敗してしまい、大事な家具・家電を壊してしまったという事例も多いです。

なるべくケガや破損といったトラブルを避けたい方は、引っ越し業者に作業を依頼してください。

引っ越し費用を低金利で借りる時におすすめな4つの方法

引っ越し費用を借りる方法には、消費者金融以外にも4つの方法があります。

今回紹介する方法は、以下の通りです。

  • 家族・友人から引っ越し費用を借りる
  • 国の貸付制度で引っ越し費用を借りる
  • ろうきんで引っ越し費用を借りる
  • 銀行で引っ越し費用を借りる

家族や友人から借りる方法は、少額だけお金を借りたい時におすすめです。

引っ越しまでに1ヵ月程余裕がある方は、国の貸付制度で借りるという手もあります。

ろうきんや銀行から借りる方法は、1~2週間後に引っ越しする方に最適です。

引っ越し費用を消費者金融以外から借りる方は、どの方法が自分に合っているかよく考えてみてください。

ここでは、それぞれの方法が持つメリットや特徴などについて解説します。

家族や親しい友人から無利息で引っ越し費用を借りる

引っ越し費用を少しだけ借りる場合は、家族や親しい友人に一度相談を行ってみましょう。

家族や友人から借りる方法のメリットは、以下の2つです。

  • 交渉次第では利息なしでお金を借りられる
  • カードローンのように審査を受ける必要がない

家族や親しい友人から借りる方法は、交渉を行うことで無利子にしてもらえる可能性があります。

審査を受ける必要もないので、クレジットカードやカードローンなどが利用できない方にもおすすめです。

ただし家族や友人から引っ越し費用を借りる方法には、以下のデメリットも存在します。

  • 口約束だけで借りるとトラブルに発展しやすい
  • 希望額によってはお金を貸してもらえない場合がある
  • 人間関係を悪化させるリスクが高い

口約束だけでお金の貸し借りを行った結果、返済トラブルが発生してしまう事例はとても多いです。

返済トラブルが発生してしまうと、大事な人間関係が崩壊してしまうかもしれません。

家族や友人から引っ越し費用を借りる際は、必ず借用書を作成しておいてください。

役所の生活福祉資金貸付制度で引っ越し費用を借りる

引っ越し費用を借りるのに時間がかかっても良い方は、生活福祉資金貸付制度の利用を検討してみましょう。

生活福祉資金貸付制度とは、低所得世帯・障害者世帯・高齢者世帯で生活する方を対象にした国の貸付制度です。

参照:厚生労働省 生活福祉資金貸付条件等一覧

総合支援資金の住宅入居費を申請することで、住宅契約にかかるお金を借入できます。

生活福祉資金で引っ越し費用を借りるメリットは、以下の3つです。

  • 保証人がいると無利子で借入できる
  • 保証人なしでも年1.5%の低金利で融資してもらえる
  • 最大40万円まで引っ越し費用を借りることが可能

生活福祉資金は保証人ありで契約できた場合、返済時に利息がかかりません。

引っ越し費用の返済額をなるべく安くおさえたい方におすすめです。

生活福祉資金で引っ越し費用を借りる場合は、市役所ではなく社会福祉協議会で申請を行います。

参照:都道府県・指定都市社会福祉協議会のホームページ|全国社会福祉協議会

申請後に社会福祉協議会の審査を通過できれば、転居費用の貸付を受けることが可能です。

ただし生活福祉資金貸付制度には、以下のデメリットが存在します。

  • 貸付までに最短でも1ヵ月程かかる
  • 指定された用途以外には資金を使えない
  • 低所得世帯・障害者世帯・高齢者世帯に該当する方しか利用できない

市役所や社会福祉協議会が提供している貸付制度は、引っ越し費用を借りるまでにかなりの時間がかかります。

申請できるのは特定の世帯に住む方だけで、借りたお金は引っ越し以外の目的には使えません。

社会福祉協議会から転居費用の貸付を受けようと考えている方は、申請前に貸付条件をよく確認しておいてください

ろうきんの多目的ローンで引っ越し費用を借りる

引っ越し費用を市役所から借りることができなかった時は、ろうきんの多目的ローンを申し込んでみましょう。

ろうきんの多目的ローンとは、労働組合会員や一般勤労者の方が利用できる融資サービスです。

ろうきんが提供する多目的ローンには、以下のメリットが存在します。

  • 年3%~7%の低金利でお金が借りられる
  • 返済期間を5年以上に設定しているケースが多い
  • 引っ越し以外の用途にも資金を使える

ろうきんは営利目的で融資を行っていないため、銀行より低い金利で借入することが可能です。

5つのろうきんで確認したところ、貸付条件は以下のように設定されていました。

スクロールできます
サービス名適用金利借入限度額返済期間
中央労働金庫
無担保フリーローン
団体会員の構成員の場合:変動金利/年5.825%(固定金利/年7.000%)
生協会員の組合員および同一生計家族の場合:変動金利/年6.105%(固定金利/年7.280%)
一般勤労者の場合:変動金利/年6.325%(固定金利/年7.500%)
1万円以上500万円以内10年以内
近畿ろうきん
無担保ローン ライフエール
会員組合員の場合:年2.7%(固定金利)
生協組合員の場合:年2.9%(固定金利)
一般勤労者の場合:年3.2%(固定金利)
最高1000万円最長10年
長野ろうきん
多目的ローン
年3.05%~3.78%
(一般勤労者の方は年3.43%~3.78%)
最大500万円最長10年
四国ろうきん
多目的ローン サポート100
年5.6%最大100万円10年以内
北海道ろうきん
WEB完結型 フリーローン
年5.50%~6.90%
(ろうきん会員以外の方は年7.95%)
300万円以内10年以内

「国の貸付制度は契約できなかったけど、それでも利息は最小限におさえたい」という方におすすめです。

ただし引っ越し費用をろうきんの多目的ローンで借りる際は、以下のデメリットに注意してください。

  • 銀行・消費者金融よりも審査は厳しめ
  • 審査には最短でも1週間程かかる
  • WEB申込に対応していない場合がある

低金利でお金を借りられる分、ろうきんの審査では申込者の返済能力がかなり重視されます。

審査に1週間程かかるケースも多いため、当日中に引っ越し費用を借りるのは不可能です。

契約している銀行の引っ越しローンで費用を借りる

引っ越し費用をろうきんで借入できなかった方は、普段利用している銀行に引っ越しローンがないか確認してみましょう。

一部の銀行には引っ越し専用のローンが用意されており、カードローンよりお得な金利で借入することが可能です。

引っ越し費用を銀行から借りる方法には、以下のメリットがあります。

  • 銀行ならではのお得な金利で借入できる
  • WEB完結で申し込みできるケースが多い
  • 取引実績の多い方は審査を有利に進められる可能性がある

銀行の引っ越しローンはお得な金利で借入できる分、返済時の利息を安くおさえることが可能です。

ネット上で検索したところ、以下の銀行では引っ越しローンが提供されていました。

スクロールできます
商品名適用金利借入限度額返済期間
富山第一銀行
引越しローン
年2.6%~12.6%10万円~300万円6ヵ月以上15年以内
スルガ銀行
引越しローン
年3.9%~14.9%10万円~800万円1年ごとの自動更新
中京銀行
引越しローン
年4.2%~5.2%/年6.2%~7.2%/8.2%~9.2%
(変動金利:審査結果に応じて上記のいずれかを適用)
10万円以上500万円以内6ヵ月以上10年以内

カードローンよりも利息を安くおさえたい方におすすめです。

ただし、引っ越しローンには以下のデメリットも含まれています。

  • 審査を通過できない方は利用できない
  • 返済期間に応じて利息が発生する
  • 他のローンと併用できない場合がある

銀行カードローンより金利がお得な分、引っ越しローンの審査は厳しいと考えられます。

審査を通過できなければ、銀行から引っ越し費用を借りることはできません。

引っ越し費用を銀行から借りる時は、申込前に審査対策をしっかり行っておいてください。

引っ越し費用を借りるに関する6つの質問

引っ越し費用を借りる予定の方は、申込前によくある質問の内容もしっかり確認しておきましょう。

ここでは引っ越し費用を借りるに関する質問の中から、以下の6つを紹介します。

  • 引っ越し費用を借りるとどんなメリットがある?
  • 初期費用が払えない場合はどうすればいい?
  • どこもお金を貸してくれない時はどうすればいい?
  • 引っ越し業者費用を分割で払うことはできますか?
  • ゆうちょにも引っ越しローンはありますか?
  • 引っ越しローンの審査を通過するにはどうすればいいですか?

初めて引っ越し費用を借りる方には、疑問や悩みを抱えている方も多いです。

しかしよくある質問の内容を確認すれば、抱える疑問や悩みが解消されるかもしれません。

引っ越し費用を借りることについて疑問や悩みがある方は、ぜひ内容をチェックしておいてください。

ここでは、それぞれの質問に対する回答を解説します。

引っ越し費用を借りるとどんなメリットがありますか?

引っ越し費用を借りることで得られる主なメリットは、以下の3つです。

  • 引っ越し費用の初期負担を軽減できる
  • 貯蓄に余裕ができる
  • 契約物件の選択範囲が広がる

引っ越し費用をすべて一括で支払うと、1ヵ月で数十万単位のお金を消費してしまいます。

場合によっては引っ越しをしたことが原因で、生活が苦しくなってしまうかもしれません。

しかし引っ越し費用を借りることができれば、借入した分だけ初期費用を安くおさえられます。

ある程度の貯蓄も残せるため、生活維持や急な出費にもしっかり対応することが可能です。

一括で引っ越し費用を支払うと貯蓄がなくなってしまう時は、ぜひ借入を検討してみてください。

初期費用が払えないときはどうしたらいいですか?

引っ越しの初期費用が払えない時は、以下の方法を順番に試してみましょう。

  • 不動産会社の担当者に相談してみる
  • クレジットカードの分割払いで支払う
  • カードローンなどの方法で初期費用を借りる

初期費用に含まれる敷金・礼金・仲介手数料は、不動産会社へ相談することで分割・後払いに変更できる場合があります。

毎月いくらずつ支払うかも細かく決めて相談すれば、前向きに対応してもらえる可能性が高いです。

不動産会社が分割・後払いに対応できない場合は、クレジットカードの分割払いを使います。

クレジット払いに対応可能な不動産会社であれば、初期費用を任意の回数に分割して払うことが可能です。

分割・後払い・クレジットがすべて使えない時は、カードローンで一時的にお金を借りて支払うのが最適といえます。

引っ越しの初期費用が払えなくて困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

どこもお金を貸してくれない時はどうすればいいですか?

どこもお金を貸してくれない時は、以下の対策を実践するのがおすすめです。

  • 十分な額の費用が貯まるまで引っ越しを控える
  • 質屋などで不用品を売って引っ越し費用を稼ぐ

引っ越し費用が不足しており、どこもお金を貸してくれない時は貯蓄に専念する必要があります。

十分な貯蓄のない状態で引っ越しすると、今後の生活に悪影響を与える危険性が高いです。

急いで引っ越しをする必要がない方は、まとまった額の資金が貯まるまで待ちましょう。

どうしても引っ越しを行う必要がある場合は、不用品売却でお金を稼ぐのも有効です。

普段使っていない家電や家具などを売却すれば、荷物量が減って業者費用を節約できます。

不用品を売ることで資金も集められるので、まさに一石二鳥です。

どこもお金を貸してくれない状態で困っている方は、ぜひ試してみてください。

引っ越し業者費用を分割で払うことはできますか?

依頼する会社によっては、引っ越し業者費用を分割で払うことも可能です。

一括で業者費用を払うのが難しい場合は、依頼する会社に一度相談してみましょう。

また引っ越し業者によっては、クレジットカード払いを利用できる場合もあります。

カード決済後に支払い回数の変更を行えば。希望する回数に分けて引っ越し費用を払うことも可能です。

ただし、すべての引越し業者が分割払いに対応できるわけではありません。

引っ越し業者費用を分割で払いたい方は、依頼前に分割払いができるかどうかを確認しておいてください。

ゆうちょにも引っ越しローンはありますか?

残念ながら、ゆうちょに引っ越しローンはありません。

しかしゆうちょで申請できる貯金担保自動貸付を使えば、引っ越し費用を借りることは可能です。

参照:貯金担保自動貸付け|ゆうちょ銀行

貯金担保自動貸付は、ゆうちょの担保定額貯金・担保定期貯金を持っている方だけが利用できます。

借入できる金額は、預入金額の約90%までです。

ただし融資が返済できなかった場合、担保となった定額貯金・定期貯金から借入分のお金が差し引かれてしまいます。

ゆうちょで引っ越し費用を借りるつもりの方は、このことをよく認識しておいてください。

引っ越しローンの審査を通過するにはどうすればいいですか?

引っ越しローンの審査を通過するには、安定した収入と信頼性を証明するのがとても有効です。

どんなローンも、安定した収入(返済能力)がなければ審査を通過するのは難しくなります。

収入が不安定な方や無職の方は、審査で落とされる可能性が高いです。

またローン審査では、申込者の信用情報が必ず確認されます。

信用情報に支払い遅延などの金融事故が登録されていた場合、審査は通過できません。

引っ越しローンの審査を通過したいと考えている方は、申込前に自身の収入・信用情報に問題がないか確認しておいてください。

まとめ

引っ越し費用の平均相場や借りる方法などについて解説しましたが、いかがでしたか?

引っ越し費用の相場は、一人暮らしでも5万円~7万円と結構なお金がかかります。

そのため荷物量・引っ越し人数が多いと、その分だけ費用は高くなってしまいます。

貯蓄だけで引っ越し費用を払うのが難しい時は、以下の方法を使うがおすすめです。

  • 家族や友人から引っ越し費用を借りる
  • 役所で引っ越し費用を借りる
  • ろうきんで引っ越し費用を借りる
  • 銀行で引っ越し費用を借りる
  • 消費者金融で引っ越し費用を借りる

しかしそれぞれの方法によって、審査にかかる時間や金利は異なります。

借入後にトラブルを発生させないためにも、実践する際はそれぞれの目的・用途に合った方法がどれかをよく考えましょう。

目次