【必見】マンスリーマンションの相場事情「富山編」
本州の中央北部に位置する富山県は、美しい自然環境に恵まれた地域です。
東にそびえるのは3000m級の山々が連なる富山県のシンボル的存在の立山連峰です。
また「天然のいけす」と称されている富山湾は魚介類の宝庫として知られています。
そんな富山県は住みやすさランキングにおいて、8つの都市が上位にランキングされています。
富山県は県庁所在地の富山市を中心に、10市(2郡)4町1村となっています。
その中で人気の市町村が「富山市」「高岡市」「砺波市」です。
今回は、この3つのエリアにスポットを当て、マンスリーマンションの相場事情を詳しく紹介していきたいと思います。
富山市のマンスリーマンションの相場事情
富山市は富山県の県庁所在地であり、富山県の中心都市です。
中心都市であるにもかかわらず、景観が雄大で静かな街並みが続いています。
県の玄関口である富山駅も富山市に位置します。
北陸新幹線の開通後、東京から約2時間でアクセスできるため、富山市を訪れる観光客は各段に増えました。
また同時に富山駅周辺にはマンスリーマンションも増えています。
富山市に1ヶ月以上滞在するビジネスマンをはじめ、さまざまな方がマンスリーマンションを利用しています。
マンスリーマンションは家具や家電が揃っていることから、仮住まいではなく住居として入居される方もいることでしょう。
富山市の一般賃貸物件の相場は1Rで約4.5万円、1DKで約4.8万円、1LDKで約5.6万円です。
マンスリーマンションは利便性の良い立地にあることや、生活に必要な家具・家電が備えられているため、賃料は一般賃貸物件よりは高くなっています。
ただその分、敷金・礼金・仲介手数料といった初期費用がないため、入居期間にもよりますが、総合的にはお得なのではないでしょうか。
では富山市のマンスリーマンションの相場を見てみましょう。
最寄駅までの距離や、備えられている設備、その物件を管理している管理会社によって多少の差はありますが、1DKで約7.5万円~8.5万円が相場です。
やはり利便性の良い物件になればなるだけ賃料が高めに設定されています。
高岡市のマンスリーマンションの相場事情
高岡市は富山市に次ぐ富山県の第2の都市として知られています。
高岡城の城下町として発展してきた歴史的なエリアで、高岡市の玄関口となっているのが高岡駅です。
あいの風とやま鉄道・西日本旅客鉄道(JR西日本)・万葉線の駅です。
高岡駅は旧来の商店街や住宅地などが集中する中心部にあります。
そしてもう一つ、高岡市を代表するのが新高岡駅です。
新高岡駅周辺には真新しいホテルや大型ショッピングモールといった商業施設が建ち並んでいます。
現在高岡市の中心になりつつある新高岡駅は、利便性の高さからマンスリーマンションも増加してきています。
そんな高岡市の一般的な賃貸物件の相場は1R~1DKで約3.5万円、1LDKで約4.8万円となっています。
では高岡市のマンスリーマンションの相場を見てみましょう。
こちらも富山市同様、最寄駅までの距離や、備えられている設備、その物件を管理している管理会社によって多少の差はありますが、1DKで約7.5万円~約8.5万円が相場です。
富山市と高岡市のマンスリーマンションの相場にあまり違いはなさそうです。
砺波市のマンスリーマンションの相場事情
富山市や高岡市と違い、豊かな自然風景が広がっているエリアが砺波市(となみし)です。
北陸自動車道砺波IC、高岡砺波スマートICが立地し、北陸自動車道と、東海北陸自動車道・能越自動車道が交差していることや、南北に国道156号、東西に国道359号が伸びていることから郊外型の大型ショッピングモールが多いエリアです。
ただこの砺波市、実は富山市や高岡市を抜いて全国で2番目に住みやすい都市に選ばれました。
東京から北陸新幹線で新高岡駅までアクセスし、そこから在来線に乗換えて約20分。
新高岡駅までは2時間40分。
合計すると、東京から約3時間で砺波市までアクセスできるというわけです。
砺波市の中心駅が砺波駅です。
駅周辺には飲食店や商店、病院などが軒を連ねています。
そこを離れると緑鮮やかな田園風景が広がっています。
住みやすいと評判であることから、砺波市に他府県から移住してくる方も多いようです。
砺波市の一般賃貸物件の相場は1Rで約3~3.5万円、1DKで約3~4万円、そして1LDKで約4~5万円となっています。
砺波市は、富山市や高岡市に比べるとマンスリーマンションの数はあまり多くはありません。
どちらかというと一軒家が多いエリアです。
ただ、全くないというわけではなく、駅周辺には1Kの部屋があります。
相場は1Kで約8.5万円です。
富山県の主要エリアのマンスリーマンションの相場を見て分かるように、富山市や高岡市という中心都市であっても、砺波市のような田園風景が広がるエリアでもあまり賃料に差がないといえるでしょう。
マンスリーマンションを利用する方の多くは一時的な住居として選んでいます。
1年以上にわたる長期間富山県に滞在するのであれば、マンスリーマンションよりも一般賃貸物件を選ぶ方が多いでしょう。
富山県はビジネスというよりは、観光で行く方のほうが多いのではないでしょうか。
もちろん富山県にもオフィス街はあります。
富山市の中心部には金融関係、保険関係、商社、通信関係、電力関係、各メーカー企業といった大手企業の支社が集中しています。
そのため富山市には駅周辺だけでなく、そのオフィス街周辺にも多くのマンスリーマンションがあります。
出張や単身赴任者が多いのはこの富山市です。
数日間の出張であれば周辺のビジネスホテルを利用する方が多いのですが、1ヶ月以上の出張にはマンスリーマンションが選ばれています。
観光客に選ばれているのはウィークリーマンションです。
ウィークリーマンションは1週間以上の滞在から利用できるので、ホテルよりも安いと評判です。
今回紹介したのは富山市、高岡市、砺波市ですが、富山県には他にも魅力的な市町村があります。
どのエリアのマンスリーマンションを探すかは利用目的によって違いがあると思います。
インターネット検索で希望のエリアや物件がなかなか見つからない場合は、管理会社に直接電話やメールで問い合わせてみても良いでしょう。