マンスリーマンションの退去時に注意しておきたいこと

マンスリーマンションの入居時には、たくさんの注意をしながら進める方がほとんどでしょう。

しかし、退去時にも数多くの注意点があることをご存じでしょうか。

入居時に比べると、それほど注意していないという方は、退去時のトラブル発生を避けるためにも、いくつかのポイントを確認しておくべきかもしれません。

 

今回は、マンスリーマンションの退去時に注意すべき内容についてのお話です。

とにかく急いで退去したい方は、斜め読みでもかまわないのでぜひチェックしてみてください。

 

退去時に注意する内容とは

退去時に主に必要となるそれぞれの内容についての詳細をまとめてみました。

 

<最低限の掃除をしよう>

契約時に清掃費を支払った経験がある方も多いのではないでしょうか。

専門的なクリーニングに関しては、前払いをした清掃費を利用して行われるため、退去時に追加で支払うことはありません。

しかし、生活上発生したゴミについては、なるべく入居者自身に手によって早めに処理を行っておく方が無難です。

 

退去時に出てしまったゴミについては、分類をしておくことで問題がないとする管理会社もありますが、具体的にゴミ袋では何袋分まで無料と指定している管理会社もなかにはあります。

マンスリーマンションによっては、ゴミの処分費について、別途請求が発生してしまう可能性があるため、退去時には可能な限り清掃をしておく方が良いでしょう。

 

また、部屋が著しく破損されていたり、汚れが残っていたりする部屋は、別途費用が請求される場合も考えられます。

ヘビースモーカーの方で、壁紙の色が変わるぐらいのヤニ汚れが残っている時にも、クロスの張り替え費用が請求されることがあるため、なるべく自力で落とせる汚れは清掃をしておく方が良いでしょう。

 

ただし、経年劣化による汚れに関しては問題がないとされることもあります。

どのような汚れが請求の対象となるのかは管理会社によっても異なりますが、入居中は好き勝手に過ごすのではなく、あくまでも一時的な仮住まいとして節度のある使用を心がけましょう。

 

<鍵の返却方法を確認しよう>

入居時に受け取った鍵は、退去時に返却しなければなりません。

基本的には、郵送で受け取った時は郵送で返却するなど、入居時と同様の返却方法を行うことが多いのですが、具体的な鍵の返却方法については事前に確認しておく方が良いでしょう。

 

返却方法については、物件や管理会社などによっても異なります。

集合ポストへ投函することで返却が終了できることもあれば、返却の際に連絡が必要な場合もあります。

指定された返却方法を守らなかった時や、郵送時の事故などによって管理会社に鍵の返却が行えなかった時などには、追加で費用が発生する可能性があります。

退去時の連絡を行う時には、同時に鍵の返却方法についても確認しておくようにしましょう。

 

<退去時間を守ろう>

事前に決められた時間までには、部屋を退居しなければなりません。

退去時間帯が午後であればゆっくりと過ごすこともできるかもしれませんが、午前中に退去しなければならない時には、早めに準備を行う必要があります。

 

マンスリーマンションでは短期入居が可能であるために、現在の入居者が退去する日と、次の入居予定者が入居を開始する日が近いこともあります。

時間ギリギリで退居しようとすれば、焦る気持ちから様々な注意事項を見落としてしまうかもしれません。

退去時には余裕を持って、決められた退去時間は厳守するようにしましょう。

 

<担当者の立ち会い時間を確認しよう>

物件によっては、退去日の指定された時間に担当者の立ち会いが必要なことがあります。

その後、担当者による家具家電の破損や汚染の状況確認などが行われた後に、退去を行います。

もしこの時に過度の破損などが認められた時には、追加で費用が発生する可能性があります。

 

担当者の立ち会いが不要な時でも、入居者自身によって、退去時に管理会社が作成したチェックシートに記入して確認する方法もあります。

何らかの原因によって、入居後の破損や汚れが発生してしまった場合は、隠さずに正直に報告するようにしましょう。

 

<光熱費の精算は不要>

電気・ガス・水道などの光熱費に関しては、マンスリーマンションで入居時に日数に合わせて一括して支払っています。

一般賃貸物件とは異なるため、入居時や退去時に開始・停止の手続きは不要です。

 

ただし、入居中に常識の範囲を超えた使用をした時には、退去時に追加費用を請求されることもあります。

 

<私物は持ち帰ろう>

家具家電などの基本的な設備に関しては、物件に備え付けられているため、移動は不要です。

しかし、入居期間が長くなると、ご自身で購入・持参した私物品も増えているのではないでしょうか。

私物に関しては、放置したままにしてしまうと、別途処分費用を請求されてしまうことがあります。

 

<備品は持ち帰らないようにしよう>

長期間滞在をすると、私物と備品が分からなくなることも考えられます。

しかし、室内備品を持ち出してしまうと、別途費用が請求されることがあるため、注意しましょう。

備品類に関して不安な時は、入居時の契約書類や退去時のチェックシートで確認するようにしましょう。

 

<忘れ物を確認しよう>

マンスリーマンションに必要なものを置き忘れてしまった時には、気付いた時にはすぐに管理会社まで連絡しましょう。

退去後、一定期間であれば保管してくれている管理会社もありますが、私物が残っていた時には不要物と見なして連絡無しに処分を行う管理会社もあります。

 

下駄箱、クローゼット、冷蔵庫などの箱であるところには、扉を閉めることで忘れ物をしやすい場所です。

退去前には再度室内全体を見回して、忘れ物がないかチェックしましょう。

 

まとめ

マンスリーマンションの退去時には、様々な注意点が存在しています。

入居前や契約時には注意深く確認していても、退去時は何も考えていなかったということもあるかもしれません。

退去が決まった時には、速やかに連絡をすることで手続きの詳細に関しても理解できます。

何らかのトラブルにより別途費用が請求されることが不安な方は、契約内容の書類を見直すようにして、スムーズに退去が行えるように心がけましょう。

 

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