マンスリーマンションで長期滞在の予定がある方に知って欲しいこと
仕事や観光などでまとまった期間の宿泊先を確保したいとき、候補として挙がるのがマンスリーマンションです。
マンスリーマンションは一般的な賃貸物件と異なり、月単位の契約ができる賃貸物件のため、中長期の滞在に適しています。
また、マンスリーマンションは寝具や基本的な電化製品が備え付けられています。
オプションを利用すればホットプレートといったキッチン家電や、身だしなみを整えるためのプレスアイロンなどを気軽にレンタルできるので、最小限の荷物で滞在生活をスタートさせることができるでしょう。
そんなマンスリーマンションですが、利用する期間によって知っておいた方が良い事柄がいくつかあります。
今回はマンスリーマンションを長期で利用する予定のある方に向けて、知っておいた方が良いポイントを5つにまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
長期滞在で知っておいた方が良いこと①：長期滞在プランを活用する
物件によっては長期滞在者を大いに歓迎していることもあります。
そういったマンスリーマンションは、滞在期間が長くなるほど料金が大幅割引をされる『長期滞在プラン』を用意しているケースが多いです。
そういった物件には長期滞在をしている人が多くなり、住民の出入りも少なくなります。
出入りが多い物件が安全ではないということではありませんが、建物内をいつも知らない人が出入りをしているよりも、ある程度知った顔の人物が生活している方が安心感につながるかもしれません。
マンスリーマンションの立地や設備も大切ですが「長期滞在を歓迎してくれるのかどうか」も併せてチェックしてみると良いでしょう。
長期滞在で知っておいた方が良いこと②：マンスリーマンション周辺の環境を確認する
マンスリーマンション選びでは、利便性の高い立地や設備、家賃などを優先する人が多いでしょう。
また、マンスリーマンションは利用する前に契約を完了するため、一般的な賃貸物件とは異なり、内見をしてから住むといった流れにはなりにくいものです。
そのため、マンスリーマンション周辺の環境については見落とされがちです。
長期の滞在になると自炊をしたり、日用品を買い足したりする機会も増えるでしょう。
スーパーやドラッグストア、または大型ショッピングモールがすぐに行ける範囲にあった方が生活しやすくなります。
また、夜型の生活ならば24時間営業や深夜も開いているスーパーが近い物件の方が便利です。
周辺にどのようなお店があるか、チェックは欠かせません。
そして治安も重要な要素です。
インターネットでその地域の治安情報をチェックしたり、近所にアルコールを提供するお店や、繁華街があるかどうかを確認したりしてください。
繁華街のすべてが悪いわけではないものの、夜が賑やかな場合は睡眠が妨害され、ストレスを覚えることもあるでしょう。
マンスリーマンションは利便性が高い土地に建っていることが多いものです。
一般的な賃貸物件よりもそういった昼夜を問わず人が集まりやすいエリアに建っているので、よく確認した方が安心して生活できそうです。
長期滞在で知っておいた方が良いこと③：滞在中の人の出入りは可なのか不可なのか
長期の滞在をすると、その土地に親しい友だちができることもあるでしょう。
また、マンスリーマンションではオプションでホットプレートや電気コンロといった家電製品を簡単にレンタルできるため、自宅で鍋パーティーなどもしやすい環境ではあります。
ここで問題になるのが、「マンスリーマンションに人を呼んで良いのか？」といった部分です。
大抵のマンスリーマンションでは人を招くことはできます。
しかし、稀に契約者以外の入室が不可であったり、事前に申請が必要であったりする物件もあります。
とくに「女性専用」といった入居者が絞られているマンスリーマンションの場合は、入室者にも制限がかけられることが多いようです。
また、招くことは可能であっても、宿泊には要注意といえるでしょう。
管理会社によっては宿泊を禁止していたり、事前申請が必要であったりします。
物件によっては客人用の寝具レンタルのオプションがリーズナブルに利用できるケースもあるので、そちらも併せて確認をしておきましょう。
なお、マンスリーマンションのマナーは一般の賃貸物件と同じです。
部屋で大騒ぎをするというような周囲の迷惑になるような行為はトラブルの元ですから、周囲に十分配慮しながら生活しましょう。
長期滞在で知っておいた方が良いこと④：滞在期間の短縮や延長もできる
もちろん管理している会社にもよりますが、一般的にマンスリーマンションでは滞在期間を短縮・延長をすることができます。
〇日前に申し出るなどルールがありますが(とくに滞在期間短縮の場合は要注意)、電話やメールなどで簡単に変更可能です。
そのことから、そのまま継続して住みたい場合も簡単に延長できるでしょう。
一般的な賃貸物件では退去1か月前の申し出をしなくてはいけないパターンが一般的ですから、マンスリーマンションの方が融通の利く仕組みになっているといえます。
また、マンスリーマンションによっては契約時に正式な退去日が確定していなくても問題ないケースも多いようです。
「おおよそ〇月までの利用」と伝えておき、分かり次第正式な退去日を伝えることができます。
仕事が終了次第、出張も終わるといったあいまいな滞在期間でも利用できるのはうれしいポイントです。
長期滞在で知っておいた方が良いこと⑤：オプションの内容を把握しておく
マンスリーマンションにはさまざまなオプションがあり、電化製品の追加の貸し出しやシーツのクリーニングサービスなどを利用することができます。
オプションというと高いイメージがありますが、マンスリーマンションの場合は一回当たり数百円であったり、電化製品も数十円であったりと、気軽に貸し出し利用ができるでしょう。
使用頻度が高いものに関しては持ち込みや購入の方が安くつくこともあるので、まずは自分の生活に必要なアイテムをリスト化してみましょう。
そして、そのアイテムをオプション利用した方が良いのか、または購入した方が安いのか検討をしておくと、余計な出費を抑えることができます。
まとめ
マンスリーマンションに長期滞在する前に知っておいていただきたいことをまとめました。
その他にもライフスタイルに応じて契約前にさまざまな部分を事前に確認をしておく必要があります。
「そのマンスリーマンションに入居をしてどんな生活をするのか？」を考え、自分に合った物件を選んでください。