法人でマンスリーマンションを契約する際の注意点について
手軽な手続きが魅力のマンスリーマンションですが、契約する際には様々な注意点があります。
個人の契約であっても団体の契約であっても注意点はいくつかあります。
今回は法人としてマンスリーマンションを契約する際の注意事項についてまとめました。
多くの社員を抱えている法人の経理担当者にとっては特にお得な情報や欠かせない情報を記載していますのでぜひご一読ください。
(※個人の契約とは少し異なる内容となっていますので、個人でマンスリーマンションを契約したいと考えている方は別の特集をご覧ください。)
法人会員での年会費や登録料は必要?不要?
そもそもマンスリーマンションを利用するにあたって法人契約が出来るのかどうか知らない方も多いでしょう。
マンスリーマンションは個人での利用はもちろん法人での利用も可能です。
法人会員になることで得られるメリットはたくさんあります。
・経理担当者の手間が減る
・一括管理によって社員の手間も減る
・セミナー参加などの団体イベントでも便利
法人契約をすれば社員一人ひとりが予約したビジネスホテルの経費を一つ一つ確認する作業がなくなります。
さらに会社で契約していれば社員としても自分で宿泊先を手配することがないので、出張前に気楽でしょう。
また、会社であれば研修があることやセミナーに参加することもあるでしょう。
そういった時にも法人契約をしていれば一括で大人数分の部屋を確保することができます。
法人会員と聞けば年会費や登録料が発生するイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかしマンスリーマンションでの法人契約は多くの管理会社の場合、特に年会費や登録料などは必要ないでしょう。
法人契約の際にも面倒な手続きはありません。書類の郵送やWEB上の登録などで済む場合がほとんどです。
また法人会員になって利用することで法人割引を受けられることもあります。
個人で利用するよりさらにお得な料金で利用することができるので経費削減にも繋がります。
ここが大切!どれだけ割引されるのか
ある管理会社では法人会員となった場合には申し込み後に「料金の総額から10%割引」が適用されることになっています。
この管理会社の特典の場合は、契約する部屋の数が多ければ多いほどお得になります。
このような特典を受けるためにも法人利用をする時には、まずは法人会員登録を行うことをおすすめします。
また、別の管理会社の特典によっては一般会員とは異なる法人価格で物件を契約できることもあります。
法人契約をするとなったら、ぜひ多くの管理会社の法人特典を比較検討してみましょう。
トラブル対応は大丈夫?法人専任がいるか確認を!
マンスリーマンションに入居後は予期しない様々なトラブルが発生することがあるでしょう。
社員が利用しているマンスリーマンションでのトラブル一つ一つに会社が対応していては安心して通常業務を行うことができません。
マンスリーマンションでよくあるトラブルが近隣住民とのトラブルや契約関係のトラブルと言われています。
近隣住民とのトラブル
特に多いのが騒音トラブルです。
テレビの音量が大きい、廊下の足音がうるさい、夜間に洗濯機を利用している音がするなど入居を開始して気持ちに余裕が出てきた頃に、周りに配慮が足りない大きな音を出してしまうこともあります。
マンスリーマンションでは全ての部屋がマンスリーマンション用に貸し出されてはいない場合もあります。
元々居住を続けている住民とのトラブルを回避するために、マナー違反とならないような配慮を心掛けるようにしましょう。
契約関係のトラブル
一般賃貸よりも簡単な手続きで入居を開始できるマンスリーマンションでは、契約書に記載されている内容の確認が不十分なために、契約条件に関するトラブルが起こることがあります。
注意が必要なのがキャンセルや中途解約などで発生する違約金についてです。
その他には光熱費などの定額料金を使い放題だと勘違いしたまま使用し、後になって高額な追加料金が請求されてしまったという事例もあります。
手続きは簡単かもしれませんが、入居を開始する前には一通りの内容について必ず契約内容を確認しておくようにしましょう。
後から知っても契約書の内容が全てとなりますので、後悔しないために契約書の内容は隅々まで理解することが必要です。
そのようなことがないために、法人専任の担当者がいるかどうかを確認してみても良いでしょう。
法人会員を担当にしている人が契約した管理会社にいれば、何か不安や疑問があっても、法人であることを考慮して最善のアドバイスをしてくれることでしょう。
日常生活のちょっと困ったお悩みから、近隣住民とのトラブル対応など入居前後の幅広いお悩みに関して、管理会社とはいつでも気軽に相談できるような関係を築くといいかもしれません。