もしもマンスリーマンションの設備を壊してしまったらどうなる?

マンスリーマンションには、家具や内装材といったインテリア、家電や流し台、コンロといった設備が一通りそろっています。

そのため、すぐに生活を始められるのが大きなメリットといえるでしょう。

しかし、インテリアや設備を壊したら全額弁償しなくてはいけないか、というのは気になるところかもしれません。

ここでは、マンスリーマンションの設備を破損してしまったらどうなるかについてお話していきます。

 

部屋にあるインテリアや設備を不注意で壊してしまった…一体どうなるの?

マンスリーマンションにはソファやベッド、ダイニングテーブルなど最初からいくつかのインテリアが備え付けられています。

管理会社によって対応が変わりますが、それらを不注意で壊してしまったときには、実費として請求されるか、あるいは保険で賄われることになります。

ここでいう保険とは、マンスリーマンションの入居時に加入することがある「住宅総合保険」といった保険のことです。

その保険が適応されると、負担額が0円になることもあります。

また、加入している火災保険や、利用しているクレジットカードによっては「日常生活賠償」が付帯していることがあります。

日常生活賠償とは、自分の持ち物ではない物品を壊してしまったとき、補償を受けられるサービスのことです。

必ず適応されるとは限りませんが、万が一インテリアや設備を壊して実費で請求されたときには、保険会社やクレジットカード会社に問い合わせてみると良いかもしれません。

 

不注意ではなく、正しい使い方をしていたのに設備が壊れてしまったら?

マンスリーマンションで生活していると、正しい方法で使用していたにも関わらず、オプションとして借りていたコーヒーメーカーが突然動かなくなってしまったというようなケースもあるでしょう。

自分が壊した扱いになってしまうのか気になるところですが、このように不注意や故意で壊したのでなければ、マンスリーマンションの管理会社側が修理・交換にかかる費用を負担してくれることがほとんどです。

マンスリーマンションの中で使われている設備は、もともと複数人が使用してきたもので、新品ではありません。

新品を購入して使っていてもいつかは故障しますから、その巡りあわせが現在の入居者になってしまったと考えられるため、余計な心配は不要です。

ただ、管理会社側も代わりの品を手配したり、修理業者に連絡をしたりする必要がありますので、できるだけ早めに連絡するように心がけてください。

 

料理中にキッチングッズを壊してしまったら?

インテリアや設備の破損と同様に、マンスリーマンションで起こり得るのが、キッチングッズの破損です。

例えば「煮込み料理中に鍋を火にかけすぎて、真っ黒なコゲが落ちなくなってしまった」「フライ返しの持ち手を焦がしてしまった」など、火を使うからこそトラブルが起こりがちです。

そのほかにもお皿やコップを割ってしまうこともあるかもしれません。

そういったキッチングッズの破損については、全額を負担するか、同等のものを入居者が購入すれば良いとされていることが多いです。

マンスリーマンションに備え付けられているキッチングッズには、極端に高いものはないので、心配しなくても問題はありません。

また、「セラミック製の包丁の刃が欠けてしまった」「フライパンの持ち手が取れてしまった」といった、通常のキッチングッズでは見られないトラブルが起きた場合は、そのキッチングッズ自体が経年劣化していたと判断され、負担する必要がなくなるケースもあります。

 

「設備を壊してしまった」「汚してしまった」…そんなときには管理会社に連絡を

インテリアや設備を壊してしまった、ひどく汚してしまったというとき、最初にすべきなのはマンスリーマンションの管理会社に電話をすることです。

トラブルが起こったとき、「何かいわれるのではないか」「もしかして退去になる?」「知らなかったふりをしてやり過ごせない?」などと考えてしまい、連絡が遅くなるかもしれません。

しかし、退去時に設備の破損や汚損が見つかると、金銭面でのトラブルにつながることもあります。

また、壊れてからの期間が長くなればなるほど、誰が原因なのか、何が原因なのかがはっきりしなくなります。

自分に非がない場合はとくに、早めの連絡が大切です。

投げて壊したというような故意ではない限り、マンスリーマンションの管理会社も入居者を責めるようなことはしません。

すぐに連絡をして、今後の生活のためにも早めに修理や交換の段取りをつけましょう。

 

設備を壊さないために気をつけるポイントは? 

マンスリーマンションのインテリアや設備は、あくまで借りているものです。

壊さないように日常生活で気をつける必要があります。

これら2つのポイントを押さえて、壊さないように気を引き締めておきましょう。

 

①掃除中のうっかり破損に要注意

マンスリーマンションはホテルと違い、自分で掃除をする必要があります。

その際に、ついうっかり破損をしてしまうことが多いようです。

例えば移動させた家具が倒れて鏡を割ってしまったり、磨く際に力を入れ過ぎてガスコンロを壊してしまったりと、意外にも破損させるケースがあります。

掃除をしないわけにはいきませんが、自分の部屋よりもより一層気をつけて掃除を行うようにしてください。

また、鏡のように割れやすいもののそばに倒れやすいものを置かない、高さがある場所にものを移動させるときは端に置かないといった工夫も大切です。

 

②鍵の取り扱いに気をつける

マンスリーマンションには、オートロックや防犯カメラなどさまざまな防犯設備が備え付けられています。

鍵もその一つで、マンスリーマンションでは、ディンプルキーのように複製しにくい鍵が採用されていることがほとんどです。

ディンプルキーのような鍵は非常に精密な作りになっているため、硬いものや重いものと一緒に入れて、傷をつけたり歪ませたりしないように気をつけましょう。

ディンプルキーを複製するには2万円から3万円がかかり、万が一入居者が紛失した場合は、全額実費になることもあります。

大きめの目立つキーホルダーをつけるといった対策をして、とくに紛失はしないように対策をしてください。

 

まとめ

マンスリーマンションの設備を壊してしまったときには、実費で請求されることもあります。

しかし保険の範囲内で賄われることも多く、自己負担額は0円で済むことも珍しくありません。

壊してしまったときにはできるだけ早く連絡をすることが大切です。

また、入居時の段階で、とりあえず一通り設備に破損や不備がないかをチェックしておくと、後々のトラブルを防げます。

一般的な賃貸物件と同様、マンスリーマンションによっては入居時に破損や不備があることを申告しないと、入居者の負担になってしまうケースもあるので、気をつけましょう。

 

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